富士山が世界「文化」遺産に登録されることが確実となった。20年間の運動が実ったと言うことだが、当初は自然遺産を目指していたので、そこからの軌道修正に長期間を要したとも言える。
考えてみれば、白神山地とか屋久島の自然と富士山の自然とは性質が異なる。前者は学術的にも貴重な原生自然のことで、富士山のような多数の登山者とか参拝者などの対象となる(自然な)ものは、日本語で言えば「自然」になってしまうが、人間活動の対象となる「文化」の範疇になるのだろう。
世界標準の自然と日本人の自然との認識ギャップ、というところだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿