4/28/2006

人さらいは人でなし

横田早紀江さんの米議会公聴会での証言を見た。思わず瞼があつくなる光景だった。
北朝鮮による拉致は「人さらい」だ。
人さらいは「人でなし」の悪事で、「人間のすることではない」

「 」内は日本語の言い回しだが、この言葉につきる。
まずは、世界の人々に訴えていけば、必ず共感を得られ、力になるし、いずれは、北朝鮮の人々にも、「人でなし」の悪事を犯してしまったのだよ、と伝えていけるようにしなければならない。

4/19/2006

「日本は見すてない」が国家の仕事

北朝鮮による拉致に対し、「日本は見すてない」のポスターが完成した。
当たり前の話しだ。国の仕事の最低の義務は、国民の生命財産と領土を守ることだ。
これが出来ないでいて、経済問題とかで「格差」があるかどうかは、どうでもよいことだ。国が何かをしてもしなくても、経済は民間の活力で大した違いはなく動く。

自民党総裁=総理大臣がこの秋選出される。この拉致と領土問題とをとりあえずは解決できる人を選ぶべきだ。これら喫緊の懸案が解決するまで、皆で支え、そのあとは、経済でも何でも好きな人にやらせたらよい。

4/17/2006

USENはまずは架空線を撤去すべき

USEN(宇野社長)が脚光を浴びている。かのライブドア救済のため株式を取得し、子会社化しようとしている。
しかし、成長を遂げた有線放送会社としてその前にすべきことがある。
電力あるいはNTTの電柱に有線放送のための架空(CATV)線を添架し、都市景観をさらに台無しにしていることへの反省と是正だ。

同様のことで、最近の都市部で普及がめざましい光ファイバーケーブルのほとんどが架空線となっている問題がある。情報化時代の流れとは言っても、都市景観を顧みず、また、台風などによる自身の切断からの安全性も無視して、経済性のみを追求した結果のブロードバンド普及は単純に喜ぶべきことではない。

日本の都市の美観と安全性を高めるには、現状の電力・通信線の地中化を進めることと、新たに架空線の設置を前提とする安易な経済性追求のビジネスを始めないことだ。
架空線の存在は20世紀だけの負の遺産として欲しい。

4/14/2006

借金は自己責任の最たるもの

法定金利年20%と民事上(出資法)の上限金利29.2%の間の「グレーゾーン」金利の扱いで消費者金融関係が揺れている。

しかし、借金をするものへの貸し倒れ評価は様々で、そのリスクの評価により金利が決まるはずで、上限を決めるというやり方は合理的でない。無理に上限を決定すると、(その範囲で収支を合わせるため)リスクが比較的低いものへ過大な金利となってしまう。

借金はあくまで自己責任行為であり、金利など契約条件をよく調べて対応すべきだ(金利が高ければ借りないことだ)。

これと類似の考えとして、
フランスの初回雇用契約CPE(二年以内なら自由に解雇できる)がある。若者雇用のようなリスクある行為にリスク回避の自由度を与えないと、若者全員を雇用しない不平等なことになってしまう。
最低賃金制度も同じだ。

参考 五百字時事評

4/13/2006

沖縄は辺野古の自然環境を守れ

海兵隊普天間基地の移転先となる名護市辺野古の滑走路建設位置でもめている。
ぼくは出来るだけ陸上に作るべきだと考える。

十数年前の案である沖合海上桟橋建設案は海洋自然に多大の影響がある。費用も多額と言うことは、資源エネルギーの浪費に繋がり、地球から見た環境破壊そのものだ。十五年で撤去の馬鹿げた主張に屈したら、更なる無駄だ。

現在の沿岸埋立案でも沿岸環境に悪影響が危惧される。集落の真上を飛ばないように、滑走路をV字型に二本建設する「妙案」だそうだが、これも費用は多くなり、前記と同じことになる。

自然に優しい、ということは、人間に厳しく、ということになるのではないか?少しぐらいの騒音を受忍できないようでは、沖縄が他国から攻撃されて、もっと悲惨なことになる。

石垣新空港も、その考えで陸上建設に決まった。珊瑚傷つけ自作自演も結果的に後押しした。

4/11/2006

耐震偽装は姉歯氏だけの問題

耐震強度偽装事件で世の中が揺れているが、あれは、姉歯元建築士だけの特有の問題だ。

建築確認審査(商品検査)をもっと厳格にすればすむ(解決していた)問題で、それも通常の消費者保護の例の範囲にとどめるべきだ。建物は高額の買い物で、命に関わるかもしれないが、ほかの商品とは金額的な違いしか見いだせない。
事件の経緯が素人にはわかりづらいのは、きっと、建築関係者にとって時代遅れのバイブル「建築基準法」による建物という商品の特別扱いを死守したいがために問題を複雑にし、結果、法典を聖域化しているのだろう。

参考 倫理よりも検査が重要