7/19/2017

二重国籍で良い、と民進党一部は思っているのではないか?

政治家の言動で問題になるのはいろいろな区分けができる。

重いのは法律違反の疑いがあるときだ。立法権を独占する国会議員には決して許されない。これは司直の手で捜査立件されるので、その意味では国会で議論しても仕方ない。判決が出たら、政治的責任も問うべきだ。

次に人間として許されないことだ。しかし、法律違反でなければ、有権者の判断で次回の選挙で落選させることになる。これについては国会の貴重な審議時間を浪費する場合は、印象操作とみなされる。

さらには、(おかしな)政治信条として有権者(一部)の期待に外れる場合だ。これも次回選挙のテーマとなるが、政治信条の違いだからまずは政治家同士で国会で議論すべきことだ。

今回の蓮舫議員(民進党代表)の二重国籍放置問題だが、遅きに失したとは言え、台湾籍の放棄宣言で法的には解決した(経歴詐称問題は残る)。しかし、政治的には国会での議論、その前に、民進党内の議論に供すべき問題点が多い。そして、一番の政治的テーマは政治家として二重国籍のままで良いのかがあげられる。常識で考えれば、二重国籍は政治家として好ましくないが、どうも、多様性を尊重すべき対象として、一般国民に限らず政治家にも、としている(民進党の一部)ようなので、議論すべきテーマになるだろう。

忖度があったかの安倍首相の問題よりこのことを議論してほしい。国会での結論が出なければ(たぶん一致しないだろう)、次回国政選挙の主要テーマだ。

7/17/2017

May 24,2003 :コメ支援は武器支援

韓国が北に40万トンのコメ支援を考えている。その際、飢餓の一般民衆に行き渡るようにと要請するという。
飢餓国民に支援米が行くはずはないと思うが、たとえ行ったとしても、同じことだ。
北の総食料に40万トンが加われば、その分、前に比べれば、余剰になる。韓国から行ったコメではなくても、玉突きで、余剰になった分を輸出すれば、武器を買う金になる、支援米の市場価格分。
似た話で、湾岸戦争の時、日本からの多額の分担金の使途について議論があった。戦争に直接使わせないと。でも、お金はコメ以上に天下の回りものだから、以上の理屈と同じで、(直接は関係していないから免罪されるという)自己満足以外の何でもない愚かな議論だ。

7/14/2017

Dec 9,2003 :怯めば思う壺

日本人二外交官が暗殺された。
テロリストは、日本国民が「怯む」ことをねらって、罪もない二人を殺した。
ここで、自衛隊の派遣を断念すれば、結果的に「怯んだ」ことになり、相手の「思う壺」になるわけだが、それでいいのだろうか?
テロリスト(の悪事)が日本の派遣反対派を勢いづけることになる。共闘だね。テロリストではなく「レジスタンス」であると位置づけた人もいる。いつ、サダムが好きになったのか?反米もホドホドにしないと。独仏もサダムを評価してはいない。

7/09/2017

橋が簡単に落ちていれば甚大な被害にならない

今回の九州北部水害の破壊力の大部分は「流木」だろう。洪水流だけではこれほどの被害はもたらさない。何年か前にも日田杉の美林が根こそぎ崩落した災害の記憶がある。山腹斜面が深層滑りをおこしていることから、広葉樹とか針葉樹の樹種ではなく、山の土質(真砂土)の問題なので、そこでは解決できない(植林しないではげ山にもできない)。問題なのは崩壊した流木が狭い川幅を渡る橋梁地点で川の流れを妨げることだ。そのため、その橋の上流では水位がせき止められて上昇し、両岸の家屋をまた、流木が襲う。

そこで、流木に衝突されたら、橋が下流に落ちるようにしたらどうか?昔は橋梁は大切な財産だったので、できるだけ洪水流に耐えるように建設されてきた。しかし、今回の災害の教訓は、流木の流下の妨げになっている橋梁が水害を増加させている。落ちた橋はコンクリートなど重い材料なのですぐに沈み、軽い流木のように更に下流に害を及ぼすことはない。

落橋後に橋を架け直す費用などたいした額でない。
さらには、架橋地点の問題がある。橋の建設費を節約するために川の狭窄部に架けることが常識となっている。狭窄部は河川の流下能力のうえからも問題地点だ。ここは、橋の建設費は少し多くなっても問題ない地点を選ぶべきだ。

7/04/2017

Mar 7,2004 :「罪作り」秘書給与制度

佐藤観樹前代議士が秘書給与詐取の疑いで逮捕された。
でも、一番悪いのは秘書給与制度を作った国会だ。秘書の給与だから、秘書個人に直接渡さなければおかしい。議員を経由したら、(金欠)議員のよこしまな出来心を誘発する。もらいすぎだから少し戻せとか、ほかの秘書(私設)とワークシェアリングだとか(本当は給与シェアリング)要求されたら、秘書にとって雇い主だから抵抗などできない。
働くのは議員のもとでも、給与は我々税金からだから、実は公務員なのだ。
お金を議員を通すのは、議員の潔白を試す、意地悪なテスト、ひっかけではないか。うがった見方で言えば、このテストを無事パスすれば、サバイバルできる議員といえるのだろう。