7/06/2007

舌禍による政治家の沈黙を心配する

久間防衛相の「原爆しょうがない」発言での辞任のほか、政治家の舌禍事件は引きも切らない。昨年の柳沢厚労相の「産む機械」発言は沈静化したようだ。
両発言は同じようで違う。
後者は真意を説明すれば理解されるもので、たとえ方が悪かっただけだ。(それでも許さない女性政治家はいたが)
前者は発言内容そのものが久間氏の持論で、政治家だから撤回はしないので、(与党)世論と違う同氏は辞任せざるを得ない。

心配なのは、これに懲りて、政治家の発言がなくなる、あるいは、無味乾燥化する、ことだ。
確率から言ったら、何も言わない「沈黙は金」のほうが安全だが、政治家たる唯一最大の使命は、有権者に対して、自己の政治信条を「わかりやすく」説くことにある。

7/04/2007

愚民蔑視に平気な賢い?国会議員

久間防衛大臣が「しょうがない」発言で辞任した。
かたやの民主党・平岡、郡両議員のTVバラエティ番組「太田総理」での、少年法に基づく加害者少年の更正のみに偏った被害者親族の感情を無視した発言は、いまのところ大手マスコミの問題とするまでにはなっていない。しかし、ネットでは、この発言で「民主党には絶対投票しない」と決意した国民も多い。
両方に共通しているのは、政治家の大所高所からかもしれないが、国民感情を捨象し、(賢く)割り切るべきだと諭した態度だ。政治家は頭がよいに決まっている。愚昧な国民はその選良から親身になって考えてもらうからこそ、民主主義の代表と言えるのではないか。

ハニカミ王子は何故ハニカムのか?

ゴルフアマチュアの15才、石川遼選手が「ハニカミ王子」として人気絶頂だ。マスコミ「デビュー」時こそ抜群の成績だったが、いつもいつもそうではない。
宮里藍、横峰さくら両選手もいつもいつもトップとは限らない。
なのに何故、彼らは毎回TVに出るのか?それには理由がある。

ゴルフ選手は1試合何人も出て、誰が優勝するかわからない。TV用に撮影・収録するときは、放送する選手を事前に決めておかなければならない。
というわけで、それを人気選手にしておけば、たとえ良い成績でなかったとしても、なんとかなる、ということなのだろう。

それでも、優勝選手の軌跡を見たいのは私だけだろうか?