7/06/2007

舌禍による政治家の沈黙を心配する

久間防衛相の「原爆しょうがない」発言での辞任のほか、政治家の舌禍事件は引きも切らない。昨年の柳沢厚労相の「産む機械」発言は沈静化したようだ。
両発言は同じようで違う。
後者は真意を説明すれば理解されるもので、たとえ方が悪かっただけだ。(それでも許さない女性政治家はいたが)
前者は発言内容そのものが久間氏の持論で、政治家だから撤回はしないので、(与党)世論と違う同氏は辞任せざるを得ない。

心配なのは、これに懲りて、政治家の発言がなくなる、あるいは、無味乾燥化する、ことだ。
確率から言ったら、何も言わない「沈黙は金」のほうが安全だが、政治家たる唯一最大の使命は、有権者に対して、自己の政治信条を「わかりやすく」説くことにある。

0 件のコメント:

コメントを投稿