4/13/2026

米国が敵なのに湾岸を討つ

イラン(革命防衛隊)は米国から攻撃された反撃を湾岸諸国へ向けている。それら諸国にある米軍基地だけでない、産業施設などだ。「江戸の敵を長崎で討つ」は昔の恨みを晴らす時間差反撃だが、こちらは反撃相手を間違えている。さらには中立国のタンカーなどをホルムズ海峡で止める戦術も。

米国に反撃する長距離ミサイルなどの兵器を持っていないことから、いずれもその「腹いせ」に世界相手に攻めているようだ。イスラエルがイランの先兵たるヒズボラを攻め続けているように、イランはイスラエルを中距離ミサイルで殲滅すればよい。そのための兵器は中露から支援してもらう。

ペルシャ湾は国際的な呼称だが、別名、アラビア湾らしい。その呼称争いがあるので単に「湾岸」諸国と略しているのだろうか?その湾岸諸国とイランは将来ともにこの湾を共同使用しなければならない。なのに、敵対しあったままでよいのか?湾岸諸国は黙っているが、イランの強権に怒っているだろう。財力のあるこれら諸国に恨まれたらこの先良いことはない。湾岸スンニ派諸国とイスラエルが結んだらイランより強力になる。革命防衛隊の暴走に任せるイラン政治が問題だ。日本の敗戦時には陸軍の暴走を天皇が抑えた。

4/05/2026

反米という観点しかない

イランは名うての反民主国家だ。ところがアメリカと戦争するとき反米という観点から正当化される。敵の敵はそれだけで許される。イラン政体も変革されるべきだ。

飯山陽氏はイスラム思想研究者だ。その彼女が恩師のI教授を含めて中東研究者は反米をその思想に通底させているという。中東を研究しているのではなく、中東における米国の罪を追及しているに過ぎないと。

世界は反米と米国とで回っているかのようだ。圧倒的に米国が強かった時代はそれでもよかった。しかし、世界の警察官を辞めた現在、その他の国々にも正確な評価を与えつつ米国からの戦争を論評しないと間違える。反米からのイラン贔屓はやめたらどうか?


3/25/2026

ホルムズは国際海峡、イランが妨害するのは国際法違反

2月の末日から始まった米、イスラエルによるイラン攻撃。事実上戦争になっている。

ここで、両国の攻撃が国際法違反だからとイラン側に立つ議論が多いが、イランによるホルムズ海峡通航船への妨害こそ国際法に違反する第一だ。通航船はまずはタンカーなどの民間船だ。米国、イスラエル国の船籍ではない。両対戦国の戦闘艦でもない。

露宇戦争で国際法違反のウクライナ国内のインフラ攻撃などを繰り返す、悪名高いロシアでも、ウクライナ支援のEUあるいは日本などの第三国への攻撃はしない。戦争を拡大したくないからだ。イランは遠い米国国内を攻撃する術がないから近隣の第三者を狙って、米国を間接的に困らせようとしているのだろう。

ホルムズ海峡の片岸はイランだ。何かがあるときにこの国際海峡の通航の自由が侵されるようなら、その奥にある湾岸諸国の原油ガスは売り物として信頼を失う。今後、平和になったとして、これら湾岸諸国(イランも)からの石油ガスは世界市場での売り物として失格だろう。そのような特別商品として扱う必要が出てくるかもしれない。

似たようなものに中国が独占して国際政治上のツールとして悪用する「レアアース」がある。湾岸石油と中国レアアースは自由貿易のままにしないで、関税などでコントロールする必要があるかもしれない。普段から流通性を落としておくのだ。トランプの得意とする関税はそのためにある。

3/12/2026

3.11の15周年にホルムズ危機(いずれも備えが必要という教訓)

米イスラエルによるイラン攻撃が始まって、10日間が過ぎた。イランは最後の抵抗手段であるホルムズ海峡封鎖の構えで、すでにオイルタンカーなど船舶の行き来は止まった。

海上交通のチョークポイントは数多いが、ペルシャ湾内を制する湾口のホルムズ海峡は湾内の油田、ガス田の産出物を袋のネズミにして100%止める。マラッカ海峡が制せられたら、代替ルートのロンボク海峡(シャワ島の東)とか大きくは豪州の東に回ることもできる。

湾内にはクエート、イラク、サウジ、カタール、UAEなど、そして制裁中だがイランの油田の積み出し港がある。カタールは天然ガスの一大産出国でもある。これらが一滴も搬出できないとすると世界供給量の2割にも上り、需要が不変だとすると、油価、ガス価の高騰が予想されている。

いずれかはピークオイルのときが訪れて、エネルギー源革命が再エネに向かうと予想されていたが、それが今時実現するかもしれない。世界は再エネと原発で生きる時代の始まりだ。ただし、この移行期には混乱が予想される。石油とガスが無くなるわけではない。残る8割に世界需要が殺到する。その時高い値段に耐える需要が残り、その他の安価利用が駆除される。残る代表はつまりは輸送機器用燃料だ(飛行機、車)。再エネなどの電気で動かすには重すぎる。

熱を得るためだけの化石燃料利用は駆逐されるだろう。石炭とか木材の炭素を燃やす方が安くなる。問題は低開発国に残る家屋内炊事用だ。クリーン燃焼の石油から木材などに戻れば家屋内での空気汚染に曝される。

石油化学原料利用としては石油化学製品(レジ袋など)を削減する。レジ袋が三円だと気楽だが、三十円になったら、マイバッグが必携となる。

先進国では再エネ+原発の産出電気エネルギー利用になるだろう。もし原発を忌避するなら再エネ発電の発電量の多寡時間に応じて生活パターンを変える生活だ。15年前の東京などでそれを強いられた(計画停電だ)。東日本大津波による福島第一原発停止からの周年とホルムズ危機がたまたま一致したのは天の啓示だろう。これらのリスクに対応してこなかった日本人への天罰になるかもしれないが、賢い日本人はどうするだろう?

2/07/2026

直近の民意がわかる解散・総選挙

明日、2月8日の投票・開票で、直近の民意がわかる。

解散には七条と69条の二種類があるが、その憲法上の法的趣旨は別として、その時点の民意がわかる価値はある。前回総選挙から1年3ヶ月経つがその長さではなく、この間の政治体制の変化と民意の変化が大きかったら、選挙で民意を問うのは価値がある。数百億円の費用はそのためには安いものだ(国民一人あたり数百円だ)。

変化は
・内閣の構成が変わった
・前回最大の争点だった「政治とカネ」の問題で新内閣が一区切りついているとした
・解散表明後だが、新党も含め野党の構成が変わった
・有権者側としても、物価高騰の経済運営、世界情勢の急変など

これらに対し民意を問う。マスコミなどの予測では大幅に各党構成は変わるらしい。だったら、結果論かもしれないが、やってみた価値はある。解散の大義はそこだ。各議員としても直近の支持を知りたいところだろう。

第2次安倍内閣の(結果的にだが)長期政権になった何回かの解散総選挙はこの「直近の民意がわかる」ほどの価値が薄いものもあった。4年の任期内で与党にとって勝ちやすいタイミングを狙うだけの解散だったからだ。

1/19/2026

消費税は増減税がスムーズだ

マクロ経済上、(増)減税が必要になるとき、消費税でそれを実施すればスムーズにできる。レジの操作が必要で事務的に大変だと言うが、レジソフトで例えば10%を5%に即日変更すればそれだけで済む。食料品の場合は軽減税率が適用されているが、その課税区分を変更しなければ、例えば8%を0%にすぐできる。

問題は二つある。日本人は税率が変わる寸前に駆け込み消費(増税前)あるいは買い控え(減税前)が甚だしくなることだ。もう一つは景気対策上の減税だと銘打っても、野党の一部ではこれを機に消費税(永久)廃止に勢いづくことだ。

消費税率が変更される時点前後で、国税庁がいままでは「きちんと転嫁する」指導をしていたが、これからは「消費税還元セール」とかで購買が低迷する対策を許すことだ。ついでだが、値札は総額表示のみにして、小売商品の値動き要因の一つに埋没させる。公租課税は数多い原価の一つに過ぎない。

消費税廃止の政治に対しては、自民党案のように二年間の時限減税とするのも一案だ。国会で議論することなく旧税率に復帰する。

そもそも消費税は消費総額への比例税なのでその減税は金持ち優遇になってしまう。物価対策給付での理想は一律給付金だが、給付事務手間と時間がかかるのが欠点だ。マイナンバーカードの公金受取口座を活用すれば手間なしで即日可能となる。

1/18/2026

「中道改革連合」の成否は「排除」にあり

野田氏構想のこの新党だが、野党を「中道」へ糾合(連合)させるのが主目的だ。そのためにはまずは野田立民党から中道政策の政治家以外を「排除」する必要がある。そうでなければかつての新進党とか、枝野(旧)立憲民主党と同じく分裂すること必至だ。つまりは小池希望の党での「排除」に成功することだ、今回は。

旧民主党、立憲民主党(旧、新ともに)には左翼政治家がまとわりついている。彼らにしたら「統一戦線」的に民衆政党に基盤を持ちたいのだろうが、左翼政党は共産党はじめ第3極として政権政党を批判する立場を純化して欲しい(確かな野党だ)。

以上の排除が2017年の失敗を反省して回復すれば、日本の政治は今回こそ保守vs中道の二大政党になるだろう。