7/17/2016

残念なことに民進党は万年野党を目指した

NHKの日曜討論「参議院選総括」を見た。五人の識者の言うとおりだが、民進党は二大政党の一つとなることをあきらめて万年野党の道を選んだようだ。もちろん野党にも重要な役割がある。
日本には戦前に政友会と民政党の二大政党があったが、党利党略政治を繰り返したあげく国民から忌避される結果となった。日本には二大政党体制は根付かないのかもしれない。小沢一郎氏の理想は潰えたのだ。
民進党は二大政党を目指すのなら自民党並みの比例獲得票40%を目指さないと。それを選挙区(一人区)で四野党共闘してもたかだか11議席だ。

7/02/2016

EU加盟離脱の国民投票は「圧倒的」過半数で

「圧倒的」とは例えば2/3。そうであれば、票差の率は1:2になるから半数意見のほうからは文句は出ないだろう。

国民国家の主権を一部国際機関(EUなど)に明け渡すような国家の大事の時は以上のように国民の意思が圧倒的でなくてはならない。その意味では英国がEUに加盟するときには2/3以上の賛同があった(加盟後の1975年の国民投票で67.2%)。

しかし、原加盟国のフランス、オランダなどでも離脱世論が過半に迫る勢いだという。このように国民世論が割れている国を「無理して」加盟させているEUにEU市民の支持が得られているか疑問だ。

なお、2/3は日本国憲法の「衆参両院の発議」要件をヒントにしているが、憲法のように国内手続きで何回も改正できるものの国民投票過半数要件と、EU加盟とは性質を異にするであろう。