7/02/2016

EU加盟離脱の国民投票は「圧倒的」過半数で

「圧倒的」とは例えば2/3。そうであれば、票差の率は1:2になるから半数意見のほうからは文句は出ないだろう。

国民国家の主権を一部国際機関(EUなど)に明け渡すような国家の大事の時は以上のように国民の意思が圧倒的でなくてはならない。その意味では英国がEUに加盟するときには2/3以上の賛同があった(加盟後の1975年の国民投票で67.2%)。

しかし、原加盟国のフランス、オランダなどでも離脱世論が過半に迫る勢いだという。このように国民世論が割れている国を「無理して」加盟させているEUにEU市民の支持が得られているか疑問だ。

なお、2/3は日本国憲法の「衆参両院の発議」要件をヒントにしているが、憲法のように国内手続きで何回も改正できるものの国民投票過半数要件と、EU加盟とは性質を異にするであろう。

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