5/29/2006

希望的観測解説

来月からワールドカップサッカードイツ大会が始まる。
日本戦のTV中継も楽しみだが、国際マッチでいつも違和感を覚えることが、表題の「希望的観測解説」だ。
アナウンサーが日本選手を応援しているのはよい。しかし、戦局はできるだけ客観的に伝えて欲しい。TVだから見ていればそれがわかってしまう。
「いいですよ、いいですよ」のオンパレードだ。
日本選手がへまをしたときも「いいですよ」。ブラックユーモアか?
よく、応援で「ドンマイ(don't mind)」と言って、選手の気持ちを立て直すことがある。しかし、TV中継が選手に聞こえるはずもない。
視聴者の心を立て直すつもりだとしたら、余計なお世話だ。

5/22/2006

岩(島)を無視した経済水域中間線

石原都知事が沖ノ鳥島で「これは岩でなく島だ」と叫んだ。「文句あっか!」の語気が妙に勇ましかった。
誰が見てもあれは岩だ。
岩か島かの定義は知らない。でも、(バランスをとる意味ではないが)竹島も岩ではないだろうか?国連海洋法条約で自国領から200海里は排他的経済水域(EEZ)とされているが、沖ノ鳥島も竹島(現在の)も無人(生活がない、と言う意味)の岩礁で、日本領には違いないが、その周辺に(生活のための・・・条約には書いていないが)経済水域を設定する意味がないと思うのだ。
だから、竹島の領土紛争はさておき、経済水域は暫定的な日韓中間線を恒久のものとしたらよい。そうすれば、竹島そのものの領土問題は韓国にとってごく軽いものとなる。
尖閣諸島も歴史的に日本領であることは間違いない。しかし、いまは無人で、上記二例と同じなので、経済水域境界は琉球主列島線と中国大陸との中間に引けばよい。(中国主張の大陸棚縁辺線はどこにも根拠がない)

以上、-3σの意見ですが、この会の名前にふさわしいものとして開陳しました。

5/16/2006

世の中さかさま

シンガポールは世界一清潔な町と言われる。そうなのは、ゴミを捨てると500ドルの罰金を取られるからで、シンガポール人は世界一ゴミを捨てる国民で、罰金制度でかろうじて表通りだけは清潔なのだ。

居丈高に声を荒げて他人を非難する人は、実は、冷静な議論に勝てそうもないからそうするだけだ。

謝る人は実は謝っていない。東横インの社長が(徹底した)謝罪に転じたのには、誰が見ても内心では謝っていないことが見え見えだった。

以上はわかりやすい例だが、村山元総理ほかがアジア諸国に先の戦争責任で謝罪したのも同じことだ。何しろ、日本人のほとんどは60年経ったいまになってはもう謝る必要がないと思っているし、一部左の人たちも「謝っておけば何とかなる」の東横イン社長的だから、相手の国(東アジアの二国のみだが)はますます怒り狂う。二国を除いた国々は「昔のことなのに」とあきれかえる。