11/30/2006

中国人に生まれた不幸

ユン・チアン「マオ」(誰も知らなかった毛沢東)を読み始めた。
出だしの感想は、中国人に生まれなくて本当に良かった、というものだ。

かつての連合赤軍の凄惨な内ゲバ殺戮が、大陸規模で行われていたのだ。

11/29/2006

チップは蔑視

久しぶりに海外旅行をした。東南アジアの某国だ。珍しくチップの習慣がある国と聞き、「いやだな」と少し緊張した旅となった。
日本人は旅行中のチップというと何故身構えるのだろうか?

逆の立場で、日本国内の旅館の従業員が外国のお客様からチップをいただいたときのことを考えてみる。お金をもらうのは嬉しいかもしれない。しかし、日本人の気持ちだったら、(余分の)お金の見返りなく、誠心誠意サービスをするだろう。だから、サービスの結果チップということになると、(チップを求めたサービスとの誤解から)心が金で買われた気持ちが残り、少しわだかまりがあるはずだ。

日本以外の国では、その種の従業者は、貧しいので、わだかまり以上に嬉しいのかもしれないし、なにしろ、チップを出す旅行者は大富豪で、金持ちは少しくらい貧しいものに金をくれても良いはずだという風土がある。身分の違い、所得の違いが固定されている社会の調整行為だとも考えられる。富豪はチップを出して、自分の所得の多さを自覚でき、もらう方は蔑視されつつも実利は得る、というバランスが働いている。

日本はそれら外国の習慣があてはまらない国で、その国民が外国旅行をしたとき(だけ)に大富豪の真似をするのはどうしてもおかしく感じられる。

11/28/2006

北朝鮮の国民に責任

北朝鮮に国連の制裁がかけられている。でも、これだけでは北朝鮮は変わらないだろう。
北朝鮮の国民が政権の交代をさせなければならない責任がある。ほんの一部のトップだけで国を支配するのは不可能なので、広範な支配階級の各構成員が考えを変えれば国は変わる(非支配階級は迫害されているので責任はない)
考えを変えづらいのは国家体制が盤石で、良識を言い出せないからであろう。または、東洋的社会の弱点である、事大的(長いものにまかれる)なものの宿命なのか。

いずれにせよ、他国である日本国民の拉致問題には、力(武力)でもって解決するしかないのではないか?また、核ミサイルに対しては核ミサイルで抑止するしかない。

11/20/2006

いまこそ地方自治

知事が何人か逮捕されて、地方自治が萎んでいく気配だ。
いじめ問題では国会で伊吹文科大臣が大忙しで、義務教育の責任は国にある、と言いたげだ。

三位一体の改革では、義務教育は地方自治の最たるもので、そのために財源を地方に移譲すべきだと主張したのではなかったのか?
いじめ問題も教育委員会あるいは地方自治体で解決できなくて何になる。知事の逮捕にかかわらずがんばって欲しい。

11/08/2006

テロリストの思う壺

アメリカ中間選挙の開票が進んでいる。
イラクからの撤兵の是非が争点となっているようだ。
スンニ派あるいはアルカイダ系のテロリストは米兵をライフルで狙撃し、戦死者を増やすことだけを目的にしている。アメリカの世論が他国での戦争に消耗することに敏感なことを知っているからだ。
だから、ここで以上の理由で撤退することは、テロリストの作戦が成功したことになる。
「思う壺」という日本語がピッタリだ。

11/05/2006

なんでだろう6

イラクの裁判法廷TVでサダムフセイン被告が大写しになって、日本の法廷では被告の写真すら駄目で、スケッチのみ、なんでだろう(マスコミは裁判所の判断に従っているだけなのか)