1/31/2007

「人にやさしい」は環境に厳しい

駅のバリアフリーとかハートビルとかで段差がなくなり、エスカレーター・エレベーターなどが新設されている。
老人とか身体障害者の少数をいたわるかのようだが、実際は健常者の利用が(当然だが)多い。事業者も利用者多数の利便は無視できない。
これが「人にやさしい」の実態だ。
世の中が人にやさしくするのは当たり前で、(主人の)人のことをさしおいても、環境(他の動植物のことでもある)にやさしくし、人は少し我慢するというのなら、それこそ立派な態度と思う。

エスカレーターを設置するには、広い意味で環境を破壊しないとできない、ということを言っている。

1/25/2007

退職金は手切れ金

元フジテレビの横澤彪氏の書いたものを読んだ。組織に働くサラリーマンの給与は「我慢代」で、退職金はその我慢からの「手切れ金」だというのだ。
だから、退職したら自由になるのだから、自分の好きなことをすればよいのだ。
子会社などに行く人は、まだ我慢が足りなかったと思ったか、手切れ金では自由な生活に支障があるからか。

1/18/2007

地球温暖化でよくなること

1.温暖区域が増え、農業生産が増加する。
 地球上の寒冷地はマイナス何十度と限りがないが、酷暑地はせいぜい五十度止まり、百度近くなって人間居住不可能ということにはそうそうならない。地球温暖化では、寒冷地の農業不適地が少なくなるだけ。また、もし、温暖化が二酸化炭素の増加によるものだとしても、光合成が盛んになるから農業にはプラス。
2.北極の氷が溶け、北極航路が開設され、日本(太平洋)と欧州(大西洋)間がパナマあるいはスエズ運河経由の遠回りから最短化する。
 これは、航空路では既に実現。昔はアンカレッジ経由だったのが、いまはシベリア上空を飛べるようになった大圏航空路で直線最短となっている。
3.熱帯になるということは、一年中果実、木の実等が収穫でき、豊かに暮らせると言うこと。(反対に、努力しないから、寒い地方である欧州の植民地にされた歴史がある)

以上、温暖化という変化も悪いものではない。豊かな生活をつづけるためには、変化を恐れてはいけない(「変わらないために変わる」小沢一郎)

1/15/2007

公園を利用する老人は清掃も

最近のまちなか公園は老人ばかりが目立っている。
びっくりするのは、ゲートボールの老人チームの傍らで清掃「奉仕」に従事する老人たちが見られることだ。不公平だ。遊んで散らかす人とそれの後始末をする人とが対照的だ。

ところが、先日NHKのワーキングプア老人版を見て、公園清掃業務が彼らの貴重な収入源となっていることを知った。奉仕ではなかった。

それは別として、生活に困っていない老人の場合は、公園清掃は利用者同志のボランティアとすべきではないか?

1/13/2007

国会議員宿舎は無料でもよい

国会議員の東京赤坂宿舎の家賃が安すぎることが問題となっている。
でも、地方からの議員にしてみれば、国会のある東京で毎日活動するには宿舎は不可欠だ。民間の賃貸マンションを借りる手もあるが、重要国務なのだから、国が用意するのが当たり前だ。
家賃が安すぎると問題視するが、極端に言って、無料でもかまわないのではないか?どうせ歳費から出すことになるから、歳費-家賃=給与と考えれば、家賃はいくらでも給与がいくらかを見ればよいのだ。

公務員の宿舎賃料も同じことだ。
もちろん、本間教授のように公務以外の他目的に使用することは厳しくチェックしなければならない。

1/10/2007

鳥インフルエンザの宿主、渡り鳥対策

今年の冬も中国大陸を中心に鳥インフルエンザが流行している。先年のSARSも同様だが、人から人への感染形質を変異獲得すると、世界的に死者が多出する第一級の伝染病となる。
このウィルス性の病気で有名なエボラ出血熱もそうだが、「宿主」が必要だ。とりついた人間が死んでしまうわけだから、ウィルスは生存を続けるための宿主が必要だ。同出血熱の宿主はジャングルの類人猿の仲間だという。
鳥インフルエンザの場合、夏を寒冷地で過ごす必要があり、そのシベリアと南の土地とをつなぐ渡り鳥が宿主となりかつ寒冷地への移動をしてやっていることになる。
中国あるいはベトナムなどは人間社会のそばで鶏が飼われ、その鶏舎のそばに渡り鳥がやってくる。農村には自然の暮らしがあるから、そこで鳥インフルエンザが毎年発生する。

鳥インフルエンザの根本対策を敢えて言うと、渡り鳥対策または農村の家禽類の飼育に野鳥を近づけない、などの自然あるいは生態系に反することをしなければならないのかもしれない。