1/10/2007

鳥インフルエンザの宿主、渡り鳥対策

今年の冬も中国大陸を中心に鳥インフルエンザが流行している。先年のSARSも同様だが、人から人への感染形質を変異獲得すると、世界的に死者が多出する第一級の伝染病となる。
このウィルス性の病気で有名なエボラ出血熱もそうだが、「宿主」が必要だ。とりついた人間が死んでしまうわけだから、ウィルスは生存を続けるための宿主が必要だ。同出血熱の宿主はジャングルの類人猿の仲間だという。
鳥インフルエンザの場合、夏を寒冷地で過ごす必要があり、そのシベリアと南の土地とをつなぐ渡り鳥が宿主となりかつ寒冷地への移動をしてやっていることになる。
中国あるいはベトナムなどは人間社会のそばで鶏が飼われ、その鶏舎のそばに渡り鳥がやってくる。農村には自然の暮らしがあるから、そこで鳥インフルエンザが毎年発生する。

鳥インフルエンザの根本対策を敢えて言うと、渡り鳥対策または農村の家禽類の飼育に野鳥を近づけない、などの自然あるいは生態系に反することをしなければならないのかもしれない。

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