1/31/2024

能登地震は国全体であたるべき震災なのか?

地震の規模と震災の規模は違う。大地震でも被害地域が狭く、資産人口も少なければ大震災にはならない。直下型の断層地震は被害地域は狭い。しかし、神戸のような大都市直下だったら大震災になる。東日本大震災はプレート型で地震規模も広範で大きかったが、震災地域は東北三県(福島、宮城、岩手)に集中し、それらの沿岸地域の津波被害が主だった。 

能登地震は石川県の面積にして半分の能登地域で人口の大部分を占める金沢市はほぼ無傷だった。この震災の規模を小震災(大震災と比較して)と称するのに何の不思議があろうか?もちろん能登ないし石川県、北陸と新潟の地域にとっては大きい災害だが、国全体でどうなのだろうか?

つまりは国全体で取り組むべきものか?そして関西万博に影響させるものだろうか?日本にはこの先、定期的に地震などの大災害は次々と来襲する。それらの大小を区別しないで持続的に災害対策ができるか疑問だ。

1/23/2024

ガソリン車よりEVを、の売文句に問題

日本人に金持ちは少ない。いくら環境のためだと売文句を並べてもそれだけで高価なEVに乗り換える人はごく少ない。第一、今乗っているガソリン車に乗り続けた方が炭素排出量は少なくなる。新車時の排出量(それが新車価格だ)がバカにならないからだ。

次の車に、と考えるとき、第一に考慮されるのはコスト差ではないような気がする。ガソリン価格と電気料金、大した差はない。その差で新車料金差のもとはとれます、と言われても、その長期間にわたってその差が固定されるわけではない。

もっとEV固有の魅力を前面に出したらどうか?EVは加速性能、静粛性などでガソリン車を上回る。また、自宅充電のほうがGSに立ち寄るよりライフスタイルにあう、という人もいる。 これらを売文句にしていけば、貧乏だが先取性のある若者に売れ始めるだろう。だとしたら、ステータスシンボルでなく実用性に富む車種だ。豊田章男氏の唱える「クルマを楽しみたい」が案外、的を得ているのかもしれない。「環境のためだから」というのは日本人に訴えない。