5/08/2013

首都高容積売却の迷案

銀座をとおる首都高の掘り割り部分に蓋をし、その人工地盤に設定される空中権を近隣のビルに売れば、首都高の改修費用が出る、との名案があるらしい。東京駅丸の内駅舎が三階建てで済ませるので、その上にある残余容積を八重洲側の高層ビルに売って、駅舎の改築費用にあてたことの「まね」だ。

空中権の売買の根拠は容積率の規制にある。人間が作った決まり事に過ぎない。何を根拠に容積制限(高さ制限)をしたのか考えない議論は危うい。つまりは都市の密度を過大にしないためだ。過大になると、都市の交通とかのインフラが持たない。JRとか首都高は都市のインフラの責任者だ。それらが「名案」だと自画自賛するのは「たこが自分の足を食っている」ように見える。「迷案」なのではないか?

そもそも銀座区間は河を廃止してそこを掘り割り道路としたものだ。だったら、今ある河とか一般道路あるいは皇居などの上空を売れることにならないか。

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