3/18/2011

醜い「買いだめ」日本人

 近所のガソリンスタンドには入荷のたびに給油を待つ自動車の列で交通渋滞まで引き起こしている。列のなかには燃料残量がカラに近い車もあろう。しかし、それだけだと列になるはずがない。オイルショックの昔とは違い、輸入原油は豊富だ。念のため満タンにしておいたほうが安心だ、という理由で、未だ必要のない段階で給油する車がいるから渋滞になるし、GSも入荷待ちで休業となる。そのニュースを聞いてドライバーがさらに殺到する。群集心理そのものだ。
 大災害時に略奪などが皆無の日本人の美徳を諸外国は賞賛する。しかし、この買いだめ行為は恥ずかしくないのか?40年代のトイレットペーパー買いだめのときは、製紙メーカーは増産に増産を続け、結局は家庭でのトイレットペーパーの山が残った、という(買いだめするメリットがなかった)苦い経験を忘れている。懲りないのは日本人に残った醜いDNAなのか?

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