3/21/2009

高速道路も税金でつくるのが原則

 昨日3/20より(地方部)高速道路の休日・乗用車割引(支払い上限1,000円)が一部(アクアラインと本四)で始まった。全国的には次の土曜日3/28からとなる。
 文痴は道路公団民営化の議論のとき、高速道路は通行料無料でつくるべきだと主張した。
http://home.e08.itscom.net/21water/kodan.htm
その主張に少しは近づいたわけだ。もともと道路を税金でなく、通行料でつくるという発想はない。公共施設そのものだから税金でつくるのが当たり前だ。社会の基盤だから全ての人の負担でつくるべきものだ。それが戦後しばらくの間は税収が足りず、やむを得ず有料道路制度を考え出し、通行料に財源を求めることが期間限定(のはず)で行われてきた。道路特定財源(ガソリン税など)も同様の主旨だった。いま、戦後の復興を終え、かなりの年月を経た段階で、有料道路制度をいまだに続けている理由がない。それは、いったん手にした収入源を手放したくない、という浅ましい理由からなのではないか。特定財源も不要になったら、一般の商品の税率(消費税率)にすべきで、そのまま一般財源化する根拠はない。
 一方、高速道路の高速性を担保するには交通量を一定以下にする必要がある。そのために料金を徴収する考えはある。それは別途国家収入とすればよい。(料金)収入に見合った高速道路建設支出という考えを捨てればよい。現に、国と地方の公共事業費で建設する新直轄高速道路という制度が始まっている。

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