3/18/2009

いまは国債増発の時期だ(政府紙幣などは姑息)

 政府紙幣とか無利子非課税国債のデフレ対策(財源)の話が出ている。赤字国債か建設国債を発行すればよい。なぜ、こうなるのかというと、国債残高を抑えるのとその莫大な利息を払いたくないらしい。これらの縛りがあるから、安易な財政出動ができなくなるので、そこは自由に行きたいらしい。
 政府紙幣は通貨発行量を増加させるから、広く浅く国民経済に負担を押しつける。無利子国債といえど、相続税をとれないわけだから、国家財政全体ではどちらが得かわからないし、相続税対策の一部富裕層だけが潤う不公平がある。さらには、富裕層がタンス預金をそんなに持っているわけがなく、ほとんどが債券等に投資されているだろうから、それが国債に移るだけでは、景気対策には全然なっていない。ここは、正面から国債発行の是非を国民に問うて、財源を確保すべきである。国民の金を借りて、政府が需要を創出するのだ。
 もちろんだが、景気がよくなったら、国債を償還する方法で市中通貨量を減ずる総需要抑制政策が必要だ。20年前のバブル崩壊の直前の好況時にこのような政策は採られなかったように記憶する。1985年のプラザ合意後、円高不況を克服するための低金利政策を好況になってから是正するのが遅かったのではないか?

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