10/16/2018

不人気な増税を敢えてする名宰相

消費税増税やむなし、と安易に言えないのは、消費税を増税したところで景気が悪くなって思ったような歳入も得られなければ増税の意味はなく国民の重税感、負担だけが募ってしまう怖れがあるからです。(やまもといちろう氏)

 このやまもと氏のように増税の悪影響が出ないかどうか、野党も含めじっと安倍内閣が失敗するのを眺めているのだろう。

 増税施策に国民に祝福されて、というのはありえない。日本国民のマインドは「負担なくして給付あり」だからだ。過去消費税導入時と最初の税率増時に内閣が潰れた。だから、安倍晋三氏も再々増税したからそれ一回で勘弁してくれ、だったろう。それら増税を決めたのは前総裁の谷垣氏と野田首相(当時)だし。でも、そのように大変な増税を二回成し遂げたら名総裁名首相として名を残せる。それほどの増税なのだろう。

 幸いにも残る総裁(総理)任期の三年内に衆院選はない。来夏の参院選で負けても第一次安倍内閣のように退陣する必要はない(理由があった)。だったら、名を残す方に賭けるのが名政治家だ。

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