12/14/2014

歴史は変えるのが正しい

 中国の習主席は今年から定められた「南京事件」の追悼日に「歴史は時代の変遷で変わることはない。事実は巧みな言葉で否認しようとも、消えることはない」と演説した。
 ということは、事実がもともとなかったとしたら、歴史は時代の変遷でもとに戻ることもあり得る。もと(東京裁判前)は「南京事件」がなかった歴史だった。
 米国などは安倍首相の歴史修正主義を批判する。習主席の言うとおり、歴史は事実認識が変われば修正されうるものだ。それを「修正は許さない」態度で切り捨てるのは、修正されるとまずいからに他ならない。
 「歴史に鑑みよ」と中国政府は言うが、それは自己の政権に都合よく解釈された歴史に過ぎない。

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