12/26/2014

ニュルンベルグと東京の両裁判の違い

 戦争のさなかに兵士による不法行為が見られることはどこの軍でもあり得る。問題はそれが適正に軍法で裁かれているかだし、いわゆる従軍慰安婦問題は日本国が関与したかどうかだけが問われるべきだ。一方、ナチスのホロコーストはドイツ国が関与し、戦争行為でない戦時中の不法だ。
 戦争そのもので戦争指導者個人が裁かれることはない。ニュルンベルグ裁判でナチス指導者を裁いたのはホロコースト犯罪に対してであり、東京裁判で戦争責任を問うたのは、ドイツと対比して理屈が合わない。

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