12/08/2014

自然エネルギー発電は30%ものシェアにはなり得ない理由がある

 全発電量のうち再生可能エネルギーによる割合を30%までにするというが、果たして可能だろうか?それらの設備を増加させるのはできるかもしれない。
 しかし、増加の主となるであろう太陽光、風力は変動する自然現象をあてにする発電だ。太陽光は夜間にはゼロとなるし、風力も風が吹かない瞬間はある。両方が重なる瞬間にはその30%分を火力その他で代替させなければならない。バックアップ電源としていつでも出力を増加させるために待機させるだけの発電施設だ。すなわちバックアップをあわせて、自然エネルギーによる発電容量分は控除できず、100%分の従来型の発電設備は用意する必要がある。設備容量は節減できないし、その分の設置費用とメンテナンスは必要なままだ。
 自然エネルギーで発電できる時間帯は、その代替燃料費が要らなくなるだけだ。

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