9/03/2012

栃木症候群、沖縄症候群

放射性堆積物は8,000Bq/kg以上の濃度のものは国(環境省)が処理処分することとなっている。県内のものはその県内で処分する原則で、栃木県内の処分地を同県の矢板市内の国有林内を候補としたいと栃木県知事に環境省(副大臣)が申し入れた。知事は県内はよいが(当たり前だ)矢板市内かどうかは保留とした。矢板市長は受け入れに反対した。

日本人の病弊であるNimby(総論賛成各論反対)の典型となっている。処分地が栃木県内であることはさすがに反対できないが、自分の市内だけは絶対反対というわけだ。

このままだと、たとえば流域下水道処理場内に仮置きされた高濃度放射性廃棄物がその半減期を超える30年以上もそのまま「本置き」状態になる。

普天間基地は危険だからより危険性の少ない辺野古に移転する、というベターな案を沖縄県民が反対しているのと似ている。

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