9/17/2012

柳条湖事件は満州族の国でのことだ

中国国内で反日を口実とした反政府デモが拡大している。評論家の一人は、中国はこれから分裂過程にはいるだろう、と予測していた。

分裂で容易に予測されるのは、現に独立あるいは自治拡大運動があるチベットと新疆ウイグル(東トルキスタン)だろう。もうひとつは満州(現東北)かもしれない。もともと満州族の故地であり、清朝を樹立し、滅亡したのちは満州族はその故地に帰った。元朝のモンゴル族がモンゴル国として独立しているのと同じことだ(内蒙古もそうなるべきだが)。

日本の関東軍が謀略のために起こしたとされる柳条湖事件(1931年)の81周年が明日9月18日だそうだが、これを事件後大々的に植民した漢民族が怒ることではない。当時は満州族の地域であって、中華民国の統治にはなかった(張作霖率いる地方軍閥の支配地)。異民族である満州族(東北地方の人は漢民族より背が高い)との差異を明らかにされるのが困るので、中国人は怒っている(ふりをしている)のかもしれない。 

純粋な満州族(清朝の後裔)が判断して、漢族中心の中華人民共和国の支配に甘んずるかどうかがこれら歴史的経緯の帰着(分離独立するかどうか)となるであろう。

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