9/28/2012

「聞いていない」を拒否理由にする日本人

8000ベクレル/kg以上の飛散放射性廃棄物は国によって管理型廃棄物処分場(コンクリート構造物で遮断)に最終処分されることになっている。福島県で発生したもの以外は各県内処分が決められている。ここまでは法定されているが、常識からいっても妥当な方法だ。

栃木県内は矢板市内のまた茨城県内は高萩市内の国有林内に処分場を求めると環境省は相次いで地元に提示した。両県知事ともおおむね了解した(当たり前だ)。問題は地元市の矢板市と高萩市の「絶対反対」である。日本人に多いnimby(自分のところだけは絶対反対)症候群だ。どこかに処分しなければならないとすると、一番影響の少ないところに決めざるを得ない。

反対の理由は「寝耳に水・・・突然の申し入れだ(聞いていない)から」だけだ。しかし、なんでも最初は突然だ。それとも事前に密室的な根回しをしてほしかったとでもいうのであろうか。行政に透明性が求められる今日、密室はないだろう。「突然」であろうとなかろうと、これから環境省の説明をよく聞いて賛否を回答すべきだ。

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