4/24/2012

亀岡の死傷事故の根本対策を


 京都府亀岡市の府道でおきた無免許の軽自動車居眠り運転による小学生児童らの死傷事件は、直接は未成年の運転者の問題だが、根本原因も考えていく必要がある。
 件の府道は亀岡市内の幹線道路たる国道九号(山陰道)の裏道として使われていた。幅員が狭く、ピーク時には一方通行規制がされていたという(抜け道防止策?)。府道としても失格で、狭いことから当然、歩道の整備もされていない。だから、多分、速度規制として30キロあるいは20キロになっていたと思うが、そこを50キロのスピードで走られたら、人車混在道路では危険きわまりない。居眠り、無免許でなくても、いつ事故が起きてもおかしくない状態だ。
 根本には道路を整備し、危険を除去することだ。ここで整備(四車線拡幅とか信号系統化)すべき道路は国道のほうだ。整備によりそちらの走行性が改善されれば(さらに高規格の京都縦貫自動車道の全線開通)、当該府道の抜け道利用が無くなり、事故の危険性は低下する。その府道は多分昔の山陰道だったのであろう。国が国道バイパス(現国道九号)を建設するにあたって、府道に格下げとなったのかもしれないが、亀岡市道にして、コミュニティ道路としての扱いにすべきなのだ。全時間帯一方通行にして(かつ全線通り抜けできないようにする)、車道を狭め(物理的に許容速度を低下させ)歩道を整備するべきであろう。

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