4/12/2012

鳩山外交は世界には通用しない

IAEA(国際原子力機関)の査察がNPT(核拡散防止条約)加盟国の核非保有国に限られている「不公平」については国際的に共通の認識となっている。そのことをイランの大統領に同情し、イランが核武装しないように説得する、半歩譲歩一歩獲得の方法は、日本国内でしか通用しない。世界がイランとの対話と圧力に腐心しているいまは圧力で譲歩を引き出すべきときなのだ。
 イランの大統領も、鳩山氏の少しも譲歩とは言えない日本的アプローチにさぞ困ったことであろう。鳩山氏の言質を少し有利に誤解してHPに載せてはみたが、同氏の抗議を受けすぐに撤回・削除したのは、「困った」末の試みなのだろう。
 東アジア共同体を友愛外交の一環で提案されたときの中国胡錦涛主席も同じとまどいだったろう。

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