4/15/2012

福井の知事と町長の政治家としての無責任

政府はやっとのことで関電大飯原発の再稼働の方針を決めた。枝野経産相が地元の福井県とおおい町に早速「同意」を求めに行った。知事、町長の政治決断を求めたのだ。ところが、技術的に検討し直すために委員会に諮るとか、関西圏の理解が得られないとだめだとか、自身の政治家としての決断は示さない。
 無責任だ。まずは自身の判断を示し、それを受けて他の判断が必要なら、政府が聞けばよい。沖縄の仲井真知事は普天間の辺野古への移転については「政治的に反対」を明確にしている。県民の総意とか諸々を判断して自ら政治的に決断しているのだ(この判断の是非については議論があるが)。他人の意見を聞かないと判断できないのでは政治家失格だ。他人の意見を聞いて政府が判断したのだから、あとは、知事町長の個人の判断が求められている。
 もし、同意しないのなら、政府の判断に反対する根拠を説明しなければならない。それほどの自信はないのだろう。責任から逃げているだけだ。

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