4/23/2012

湖の放射能汚染は比較的心配ない

大飯原発の安全性確保に滋賀県がとくに注文を出すことについて、近畿の水源である琵琶湖の放射能汚染を防ぐ意味がある、と強調する。
 しかし、琵琶湖のような大きな湖だからこそ、放射能他の水質汚染にはかえって有利であることをご存知ないらしい。仮に事故が起きて放射性物質が琵琶湖(北湖・・・面積水深共に大きい)に降り注いだ場合でも、莫大な水量で希釈されるし、放射性のセシウムなどは水よりも重いので、深い湖底に徐々に沈殿し、利用される表層の水からは隔離されてしまう。
 むしろ、通常の流れる河川付近に放射性物質が堆積すると始末に負えない。降雨のたびにいつまでも流出が続くからである。それでも、昨年の3.11のあとでは、1週間程度浄水場での汚染が続いたに過ぎない。その場合でも、浄水処理を念入りにすれば良かっただけのことだ。近くの霞ヶ浦も水源となっているが、放射能汚染の事実はなかった。

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