2/10/2010

ミャンマーのバスは西武バスとか松本電鉄

 ミャンマーでは自動車はほぼ100%が日本車それも中古車だ。いまトヨタの自動車がブレーキなどの不具合でリコール騒ぎとなっている。止まりたいという非常時にはブレーキをゆるめる馬鹿はいないから、不具合といえるのかどうか。日本車は中古でも人気が高いのはもちろん性能がよいからだ。正確に言うと、中古になっても性能が持続する。もっと正確に言うと、日本国内で中古になった日本車だ。諸外国での日本車中古車は好まれない。
 ミャンマーは右側通行だ。観光バスも日本の中古・右ハンドルだから、乗り降りするときには中央線側からとなり、不便危険このうえない。日本の中古バスは車体に何らかの文字(西武バスとか)が書かれている。これはロシア・シベリアの都市でも見かけた。彼ら外国人にとって漢字は読解不能だから単なる模様と感じているのだろう。ところがミャンマーではこのバスの車体を塗り替えるとき、その文字の型を取っておき、文字を再現する塗装をするそうだ。単なる文字ではなく、日本で愛された日本車という性能証明となるのだという。
 他のアジア諸国で同例は、ハープアニューギニア(左側通行)、ラオス(右側通行)など。貧困国だから中古車が愛され、日本から近い、ということもある。タイ、シンガポール(いずれも左側通行)などは堂々たる日本車新車が走っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿