2/05/2010

鳩山首相は行政府の長(小沢氏に同調すべきでない)

 議院内閣制での行政と立法府との関係についてまた考える(2010.1.22以来)。
 内閣の構成員とくにそのトップの首相は立法府と相対峙する立場だ。鳩山首相は与党民主党の代表という立場もあるが、首相に徹すべきだ。小沢幹事長と検察との戦いが続いて、最近は、「総理大臣としては検察が正しい判断をしてくれると思います」との首相としてすべき唯一のコメントとなった。それだけ三権分立に理解が進んだということになるのか。余計なのは上記コメントの後に「民主党代表としては同志ですから、無罪を信じています」を付言することだ。
 首相官邸とか国会内では首相として務めなければならない、だから、後のコメントは不要だ。小沢氏に対する言い訳をいつもしているみたいだ。それが必要なら、直接伝えるか、党大会などで代表としてコメントするときにすればよい。
 麻生首相(当時)が退任間際に、官邸で記者から自民党のこと(後継総裁など)を質問され、首相の立場だからと回答拒否した。その姿勢が必要だ。記者の質問もTPOをわきまえるべきだった。

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