2/19/2010

本四は1,000円のままに(フェリーは撤退すべき)

 2009.4.20にも本四架橋とフェリー航路の廃止について書いた。このことに関して、国交省馬淵副大臣の2月15日の記者会見があり、関連部分を下記にコピペした。
 今回の無料化区間(延長)16%の決定には本四のような他交通機関(フェリーなど)への影響を考慮し(無料化区間としなかっ)た、と言っているのである。折角、1,000円高速になってフェリーの撤退を決断したのに、1,000円が元に戻ったらその決断に迷いが生ずる。そのようにまたまた混乱させるだけのつもりなのか?
 本四連絡橋が完成した時点で平行する宇高航路は廃止するべきだったのが正しい。そのための架橋だったのではないか?開通当初の料金が常識外の高さだったのでフェリー会社の撤退の決断を遅らせるだけの結果となった。当初から料金は、フェリーなみ(つまり、利用者便益の範囲)にすべきだったのだ。

(記者の問)フェリー2社が撤退にあたって仰ったことが、いわゆる上限1000円及びトラックの3割引で非常にダメージを受けたと、現状が既に赤字であると。
もってして、現政権の行う無料化及び定額料金制の先行きがわからないと。
現状が厳しい上に今後が全く不透明であると。
将来を悲観した格好なのですが、国策に翻弄されたと2社揃って理由を挙げておりまして、受け止めというのはむしろそちらの方をお伺いしたかったのですが。
(馬淵副大臣の答)上限1000円、何れにしましてもこれらは前政権の施策でありますので、私共としては、前原大臣が繰り返し申し上げておりますが、抜本的見直しを図るとしておりますので、こうした高速道路に関わる料金の問題に関しましては、私共今現在検討しておりますのでこれを出させて頂くということであります。
その意味で、国策に翻弄されたということなのかもしれませんが、先行きに関しましては中間段階で市場の混乱を招くようなかたちを提示する訳には参らないと考えておりますので、私共としては決定次第速やかにご報告をするということで進めさせて頂いております。
高速道路の無料化に関しては、今ご指摘のような部分には当たらないのではないかと。
繰り返しになりますが、今回1000億円、16%供用延長に対するこの区間、路線についてはこうした公共交通機関への影響を最大限考慮した区間の選定をさせて頂いておりますので、ご指摘の部分には当たらないのではないか、そして今後はこの料金制度も含めまして、前原大臣もこれは繰り返し申し上げておりますが、今後の道路整備のあり方について省を挙げて抜本的な取り組みをさせて頂くことになっております。

0 件のコメント:

コメントを投稿