7/30/2008

河川空間は洪水のため

 神戸の都賀川で親水利用中の子供たちが洪水の犠牲になった。今後の対策としてすぐに出てきたのが弥縫策だ。それらでは、「危険だ」と看板だけでなく放送などでも伝えよと主張するが、現在の方法の量的拡大しか思いつかないらしい。
 元々河川空間は年に何回あるいは何年に一回かの洪水を氾濫させずに流下させるためにある。洪水時以外は空いているから、親水利用ができる。この原則をしっかり理解すれば今回のようなことは起こりえなかった。それを忘れて、利用あるいは環境面だけをピックアップしても、ときどきの自然の猛威は許してはくれない。
 水辺の「楽校」(がっこう)という言葉で河川を楽しく利用することがはやった。やはり自然の厳しさを「学ぶ」もとの意味での学校でなければと再確認して欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿