7/08/2008

米国vs中印の対立への名案

 文痴は人為的地球温暖化の理論には納得していないが、正しいとしても、以下の削減枠組みの不合理について胡散臭く感じている。
 温暖化ガスの二酸化炭素排出枠の設定に米国が難色を示している理由が中国、インドの新興大国の不参加だ。先進国だけで削減しても意味がない。
 一方の二国はいままで先進国が勝手に排出し経済発展をしておいて、あとから来る国にも一律に厳しくするのは不公平だとしている。これも道理だ。
 以上の二つの立場に白黒がつけられない。それが胡散臭いのだ。
 文痴の案は、一人あたり排出量の枠を平等にすればよい。それは十分可能だし説得性がある。発展途上国は先進国がかってしたようなエネルギー無駄遣いをしないで済む。先進国が得た省エネ技術をすぐに導入できるからだ。安価だからといったエネルギー多消費型の開発は許されない。この場合インドの人口増加無策もチェックの対象だ。人口増による排出総量増も許されない。
 EUには含まれるようになった東欧地域が発展途上だった1990基準年の排出総量で計算すると、全体では余裕が出てくるという隠れたメリットがあるとの批判を受けやすい。これも基準年方式でなく、一人あたりで計算すべきだ。

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