7/22/2008

門外漢の論説氏が門外漢を非難、日経紙温暖化論調

 日経新聞7/20に論説委員・塩谷喜雄氏の「温暖化巡る日本社会の不思議」が掲載された。人為的温暖化に疑問を呈する意見が多出していることが不思議なようだ。
 文痴は人為的温暖化に疑問があるが、論説氏の意見(「」内で引用)にも疑問を呈したい。
 まずは「科学的には決着している地球の温暖化」について、科学的とは言えない部分もあることをご存じないか、その疑問が「地球科学とも気象学とも無縁の門外漢の学者の言説」だから科学的といえないのか、はっきりしない。論説氏は門外漢だから、同じ門外漢の意見を頭からはねているのだろう。
 つぎに、「IPCCが昨年、断言した」し、「参加した科学者は世界中から30万人以上」だから、科学的に間違いないとしている。論説氏は少数でも真理だったガリレオの故事をご存じでないらしい。またイザヤベンダサンの全員一致の結論は無効の警句も。
 ほかにもいろいろ同様の論理的展開となっているが、門外漢の論説氏に判定できることではないと、自身の門外漢の理屈論で少なくとも言えるのではないか?
 門外漢の諸疑問に30万人の科学者の誰かが個々具体に答えることが科学的と言われるためには不可欠だ。「科学的な理解を欠く安直な論法」に対しても、科学的に答えなければ、門内も科学的でない証拠になる。

0 件のコメント:

コメントを投稿