6/30/2008

医療費の増大は仕方がない

 医療費の増大は後期高齢者問題だけが理由ではない。たいした病気でもないのに、ひとは簡単に病院に行く。だから医療費が全体で増加しているのである。
 これは医療保険があるから行きやすくなったこともあるが、死の危険のある重病は当然としても、体の少しの不具合でも病院にかかるようになったこともある。QOL(生活の質)が重視されてきたからだ。
 文痴は椎間板ヘルニアの持病がある。ときどき激痛が襲うが、これで死ぬことはない。まともな生活にならないから病院で看てもらう(でも完治はしない)。昔はお金がかかるしどうせ直らないからといって、病院には行かなかった。
 日本人が豊かになって、衣食住足りて、そのうえで体の少しの不具合も我慢できなくなって、医療費が増えたのである。
 少しの不具合を看るだけの医療は、別の簡略な医師免許でよくし、その分医療報酬も安くすればよい。いずれにせよ、必然的に医療費は増加したのである。このことを前提に考えるべきだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿