6/25/2008

省資源に逆行する増産

 文痴はホンダ・シビック・ハイブリッドに乗っている。省エネというより省マネーが動機だ。1300cc のエンジン+モーターで非ハイブリッドのシビック2000cc と同様のパワーだ。車体の大きさから3ナンバーなのだが、排気量が少ないので、毎年の自動車税は低価だ。省マネーは当然、燃費の良さからが大部分だ。20km/l 走るとして、同じクラスで通常車は10km/l がよいところ、倍半分だ。いまガソリンが高騰し、200円/l も間近だという。でも、走行距離あたりではハイブリッド車は100円/l と同じことになる。走行距離あたりで考えると、ガソリンにかかる税金(揮発油税、消費税ほか)60円/l 強も半分になる勘定だ。だから、ガソリン本体の値段が半分になっても、ガソリン代は半分にはならない。燃費のよい車に乗り換えれば、その割合で、ガソリン代がまるまる安くなるのだ。
 ハイブリッドの車両価格は(安くなって、それでも)30万円ほど高いと言われている。しかし、年に10,000km 走るとして、200円/l のガソリンで、10km/l なら20万円、20km/l なら10万円で10万円お得。3年で元がとれてしまう。原油高を覚悟すると、これから以上のようなハイブリッド車の普及など、さまざまな省資源技術が出てくるはずだ。
 今回、サウジ(クウェートも)が増産に踏み切ったのは、このような産油国に不利な動きを少しでも食い止める(遅らせる)のが目的だ。

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