6/05/2008

食料輸出禁止は非グローバル化

原油などの鉱物資源需給が逼迫、高値となって、穀物など食料の国際取引にも影響している。
ベトナムは米の輸出を、ウクライナなどは小麦の輸出を一部禁止した。高騰する国際価格ではなく、従前の安価な国内価格を維持し、国民の支持を得たいためらしい。グローバル経済の世界単一市場に反する行いだ。国際価格で売り渡し、その利益を国内の貧困層に還元するほうがよい。その国全体で見たら損をしているのではないか?
市場経済は何の資源が不足しているのかを価格上昇でもって知らせてくれる。
いま不足しているのは、化石燃料、国際取引される穀物などである。日本人にしてみれば、省エネにさらに努力し、肉食(穀物が飼料となる)を少なくし、米、魚を主体とする食生活に戻ればよい。地球環境みたいな高級理論によらずとも、財布と相談する生活をすれば結果は同じとなる。

注:魚でも遠洋漁業のマグロなどは船舶燃料を多用するので、それらは控えめにすべきだ。むかしはマグロは高級品だった。その時代に戻っただけだ。

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