ハンチントンの「文明の衝突」はよく読まれている。名著だが、今回の戦争をそれで説明するには難がある。
今回はキリスト文明とイスラム文明との衝突との「論」は本当だろうか?北部同盟はイスラム教徒だ。彼らはキリスト「十字軍」たる米軍の大攻撃を歓迎し、それに乗じて、「ア」国の支配を奪取しようとしている。
我が輩も個人的にイスラム教徒に接することが多いが、多数はこの北部同盟と同じ考えだ。敵味方を自分の実利ではっきりさせる。聖地メッカを擁するサウジでさえも、湾岸戦争では、アメリカの助けがなければ、サダムに蹂躙されそうになったから、アメリカを友とした。みな合理的なのだ。
今回民衆レベルで反米デモなどがあるのは、無責任な彼らには「論」がまだあると言うことで、戦禍で生死の境になれば、「証拠」たるアラブ特有の実利が顕在化するはずだ。
そういえば、日本にも今も昔もファッションとしての「反米」がある。平和の時にしかないものだ。
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