11/09/2012

大飯の活断層の存在はクロにもシロにもならない

原子力規制委員会の検討会で運転中の大飯三、四号機付近の試掘による活断層診断が始まった。これが活断層なのか地滑り跡なのかで結論が違ってくる。

田中委員長はクロか限りなくクロに近い灰色なら運転を中止する、と言っている。「運転中止」を「対策をとる」に代えれば、これが正しいのではないか?

委員の中にはシロでなければ運転を中止すべきだとか、さらに試掘範囲を広げるべきだ、と言っているものもいる。しかし、自然現象ではシロ(100%活断層でない)という結論になりようがない。試掘範囲を広げても結論の確率が高くなるだけで100%確信ということにはならない。

「対策」としては疑われる活断層にルートをとっている冷却海水管を別ルートに敷設替えすればよい。それも運転を継続したまま。

シロにはなり得ないと同様、クロ(100%活断層である)ということもない。

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