8/09/2012

9月の総裁選までには「近いうち」の具体化が

「近いうちに」というのは玉虫色表現だ。交渉の双方が勝手に有利な解釈ができるからだ。

ただ、今回はその場限りの交渉ではなく、谷垣氏側にはその後の総裁選が控えているから、野田首相に「玉虫色」解釈で実際は逃げられては困る。谷垣総裁が「近いうちに」という表現でよしとしたのは、9月末の総裁選の前に、「近いうちに」の具体的内容が明らかになる、という交渉結果だったからだろう。いまの時点でその具体的内容が公になるのは、首相の解散専権内容の明示が不適当だという、谷垣氏の理解があったためと思われる。

野田首相にとって谷垣総裁は重要な政治的カウンターパートだ。その立場を守ってやらないと、国会の運営に支障を来す。だから、たぶん今国会の会期末(9/8)までの解散になると思う。

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