9/04/2011

期待率六割が支持率につながるには(野田内閣)

 野田内閣の発足時の支持率が六割を超えた。内閣の仕事の評価が支持につながるから、発足時の今は「期待率」のほうだろう。
 期待率として似たようなもので、オバマ大統領の過年のノーベル平和賞受賞がある。核なき世界を実現したのではなく実現して欲しい、将来の仕事に対して授賞した。また、最近のなでしこジャパン女子サッカーチームへの国民栄誉賞も同じだ。これからのオリンピックでの世界一(金メダル)も期待しての授賞だ。
 内閣支持率に話を戻すと、内閣は支持率のおおまかな高低は気にすべきだろう。国民から信頼されない内閣だったら信頼をもととする行政行為は出来ない。ただし、支持率を無理に向上操作するパフォーマンスは国民の目に誤魔化しと写り逆効果だ。地道に国民の広範な支持を得ていく政治を目指すのは、間接民主主義に首相公選制の利点を加味していく上で、不可欠と思える。前鳩山、菅内閣の失敗を見てそう思った。

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