9/25/2011

地上占拠型の太陽光・風力発電は風景を変えるので不適当

 再生可能エネルギーによる発電で原発の代替をしようということになっているが、欧州ではいざ知らず、狭い国土の日本では無理ではないか?国土の三割弱しかない平地の都市と農地には太陽光パネルなどを配置するスペースは余りない。山手線の内側の広大な面積にパネルを敷き詰めたとしても原発一基の100万kwにしかならないという。
 太陽光発電と風力発電は地上を占拠して発電するシステムだ。だから、もともとそこにあった農地なり、森林などの自然を置き換える格好になる。再生可能エネのもうひとつの地熱発電は土地占拠型ではないし地下に設置することも可能なので、地上の風景を大きく変えることなく設置できる。
 孫正義氏は休耕田を活用すれば可能と言っている。でも、休耕田は農政の失敗によりやむを得ず一時的にそうなっているのであって、農村にとっては将来農業の可能性のある土地なので、そこを永久にパネルで敷き詰めるのはどうなのか?同様に風力発電も狭い日本では立地は限られる。
 だから、原発が仮になくなったとしても、穴を埋めるのは再生可能エネルギーなら地熱と小水力、大部分は石炭火力と今後有望なオイルシェールとメタンハイドレートも燃料となる天然ガス発電とになるのではないか?もちろん日本で可能なレベルでの太陽光・風力発電は進めるべきだ。

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