2/14/2011

首相は「方便」でなく「信念」を

 鳩山由紀夫前首相が昨年普天間移転問題で「最低でも県外」を撤回し、辺野古への移転を決めた理由の米海兵隊の抑止力は「方便」だったと言い訳した。
 日本の最高権力者だったら、方便は使わなくても自分の思うとおりしたらよかった。自主外交が信念だったので、米国とあくまで沖縄の基地の撤去を交渉すべきだった。それではうまくないことがわかっているから、「方便」という理由で自己の信念をその場は隠したことにしたのだろう。だったら、死ぬまで隠し続けるのが元首相の立場だ。
 次の菅首相も市民運動家としての長年の信念を隠しているみたいで、それが地位にとどまるための方便のように見える。

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