2/10/2011

幕下定年で第二の人生へ

 大相撲に入門の若者は当初はすべて最高峰の横綱を目指すのだろうが、途中でコースが二手に分かれるのではないか?下のコースでの(隠れた)常識行動は、十両にまで上がって何年間かその地位を保てば引退後親方として残れる、すなわち、相撲協会の一員として老後まで生活の不安がなくなる、というものだろう。その何年かを保てずに幕下に落ちたら、これから上がっていく若者と一緒に付け人なんかしていられない。
 確信を持って言っているわけではないが、八百長相撲はこのクラスにほぼ限定されるのだろう。上のクラスでは昇進のほうがメリットは多い。
 下のクラスの常識を「ガチンコ」のほうに転換させるには、携帯と通帳を提出させ厳罰で臨むだけではうまくいかないだろう。幕下(すなわち、付け人)の定年制を引いたらどうか?ある年齢以上で幕下以下にとどまり、あるいは、十両から転落し再び上がることができなければ、本人にとっては退職金をもらって相撲以外の道に進んだ方が人生として有意義だ。相撲で定年でも、社会ではまだ若い。
 ついでに、大関を最終目標とする力士が多すぎるので、たとえば、二桁勝利が二場所つづけてなければ関脇以下に降格(いまは負け越し二場所)というのはどうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿