2/21/2008

すべては日本問題

四年前の夏と同じく重慶で、昨日、サッカー東アジア選手権での日本vs中国戦で、中国人観客のフェアスポーツ観戦にあるまじき行為があった。ヨーロッパ並みに成長?したと言ってしまえばその通りだ。
中国人は実利に賢い。現世の実利につながらない観念上のことには興味がないといってよい。隣の小中華の「怨念」とは違い、それを「大人(たいじん)」とも「上に政策あれば下に対策あり」とも言うが、今回も見られたブーイング現象の深因を見る必要がある。

日中戦争での日本軍の重慶爆撃の恨みを若い人にも教えているからと言う。日本だって、米軍に東京空襲を受け、民間人が多数「虐殺」されている。以上共通して都市爆撃は戦争では禁止されるべき行為だ。問題は、日本人が米国に抗議しないところにある(中国人が抗議するのは当然だ。いつまでも、が問題ではあるが)。
南京虐殺事件のでっち上げも、当時の蒋介石政府の謀略の一環で、いってみれば武器によらない戦争行為で、勝つためには正当化される面はある。問題は、人々の記憶から去った戦後だいぶたった時に朝日新聞(本多勝一記者「中国の旅」)が日中両国民に(このでっちあげを)思い出させたところにある。中国国民にしてみれば、これは日本人をたたく武器になる、と実利的に考えたに違いない。

すべては日本の行動が原因で事が起きる、日本問題(Japan problem)だ。

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