2/06/2008

環境税は税による排出抑制策

道路特定財源の行方で、「環境税に転用すべき」と主張されている。
言っている意味が、環境対策の財源が足りないから、らしい。

「環境税」の趣旨を取り違えている。
税によって環境汚染物質(今回の場合、二酸化炭素)の排出抑制を期待するものだ。
ガソリンにはリッター50数円もの重税がかかっているので、ガソリン税はそのままでも環境税としての役割がある。

たとえば、海外から安い食料品が安易に輸入されて、国内食料産業を圧迫しているが、(単に国内産業の保護と考えるのでなく)輸送エネルギーあるいは海外の水資源(バーチャルウォーター)を不当に浪費し、地球環境に害になっている、と考えるのなら、その安い食料品に環境税を賦課する意味がある。原材料だけでなく冷凍食品の製品化まで中国に頼っているのは、安全上ばかりでなく、地球環境の問題との見方もすべきだ。

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