2/12/2008

道路は無駄というイデオロギー

道路には無駄なものと必要なものがある。だから「(すべての)道路は無駄だ(必要だ)」という言い方は抽象論すなわちイデオロギーではないか。もっと言うと、論理的に破綻している。
無駄な道路を探してそれをやめる、または、必要な道路を見つけてそれを造る、ということにすれば、「道路は無駄だ」というイデオロギーは成立しなくなる。「すべての道路は必要だ」ということになる。

冬柴国交大臣が「無駄な道路を整備しているというが、無駄な道路とはどこなのか。そういうことを具体的におっしゃっていないですね」(2008年1月18日)と啖呵を切ったのは、イデオロギー的な物言いを批判したものだ。
共産主義とかイデオロギーが風靡した時代は失敗だったと皆が理解して、時代が変わった。それなのに道路についてはイデオロギー的物言いが残っている。

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