4/28/2018

May 6, 2002 :米は越に負けた  


ホーチミン市郊外のクチ・トンネル。ベトナム戦争でのアメリカ敗退の象徴だ。
 
そのツアーガイドのフォン(香)氏。「ベトナムは蒙古(元)、明、フランス、アメリカ(韓国)、中国に攻められたが、結局勝って追い返した。日本にもちょっぴりだったけどね」と日本人グループには言いにくそうに言う。「世界最強の米軍に攻められて、勝ったのは、アメリカにやる気がなかったのね」と当時赤ん坊だったくせに、知ったように言う。でも「今、アメリカと戦争したら、1日で降参よ」と、現在は友好国であるアメリカの実力を持ち上げる。
 
ガイド・フォン氏が言うように、アメリカは国民の反対があり、戦争に挙国一致といかなかった。ホー・チ・ミンもそこを狙って、アメリカのマスコミ対策の戦争をした。
 
ベトナムは自主独立の国で、他国の干渉を許さず、フォン氏の言う民族自立の戦いの歴史を繰り返してきた。共産主義と自由主義との戦いなんかでは決してなかった。そこをアメリカの「Best and brightest」は間違えた。
 
現在ドイモイで活気のあるベトナムを訪れると、愚かなアメリカの時代・20世紀後半だったと、実感できる。
 
岡崎久彦氏によると、20世紀の世界の争いは、すべてデモクラシー・アメリカの「国民」の「過誤」から説明できるという。
 
また、ベトナムと朝鮮は大国支那と似たような地理関係にありながら、どうしてこうも違うのか?は次なるテーマ。

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