4/04/2018

Nov 6, 2001 :軍隊の制服が平和を守る  

4年前の5月、エジプト・ルクソールのハトシェプト祭葬殿に回ったとき、軍人がカービン銃を手に、厳重警戒していた。何の騒ぎかといぶかっていたところ、そのあとの夏には、イスラム原理主義者による観光客大量虐殺が、その場所であった。観光客を守るべき軍隊が手をゆるめたからに違いない。
 
石光真清にも、軍隊の警備の話が出てくる。日本軍のシベリア出兵は、ロシア革命で秩序が混乱していた当地に、現地のコザック政府が要請したものだ。日本軍の規律正しい兵隊が来れば、秩序は回復する。武装した制服兵士への信頼は厚い。軍隊は戦争を思い起こさせると言うけれど、秩序が回復して、平和への力の象徴でもある。
 
勿論、市民を圧迫する力となってはいけないし、日本軍もシベリアに居座り続けたのがよくなかった。

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