1/11/2013

地震学はいまも将来も未熟

今日の産経新聞一面、東谷暁氏の「首かしげる地震学者の話」に同感だ。

地震学が地震を「的確」(科学として必要な的確性)に予測できる(ようになる)とは思えない。地震予知を防災に役立てるという東海地震予知はほぼ不可能なことがわかっている。実際に起きた地震を地震の伝わる時間(数秒)内に速報する緊急地震速報のほうに地震防災対策は重点を移しつつある。

原発の立地に必要な活断層診断も同様だ。5人の地震学者が原子力規制委員会を構成しているが、以上の地震学の学会を代表する(網羅する)者なのかどうか。さらには、上述のように地震学が未熟なため、そもそもその学問でもって立地規制をするだけの十分な根拠があるのだろうか。

東谷氏の論を読んで、以上のような率直な疑問を持った。原子力規制では政治は学者の結論に従うとあるが、大丈夫なのだろうか?

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